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 ダナ ボジョア氏がトップ材の選定方法を紹介しています!
 
 ダナ・ボジョア氏が日本のプレイヤーへのコメントを寄せてくれました!

Interview with Dana Bourgeois

Q.1 マーティンのOMモデルにカッタウエイを施すというスタイルは、今日のギター・シェイプの中でもはや定番となっています。それを初めて世に発表したのが、あなたとエリック・ショーンバーグが手掛けたショーンバーグ・ギターのソロイスト・モデルですが、この偉大なるモデルが誕生したきっかけや作られるまでのエピソードを簡単に教えて下さい。

A  ヴィンテージマーティンコレクターでもあるエリックの、"30年代のオリジナルOMを踏襲したギターを作り出したい"というアイデアを元に、現代の奏法に必要なカッタウエイを組み合わせたモデルを私が設計しました。当時は私自信が量産設備を持っていなかったため、選別した材料をCFマーティン社に持ち込んで生産委託する形になりました。マーティン工場でも横板の曲げ工程は手作業であったため、当時のショーンバーグギターの形状には個体差があります。
ソロイストの名前は、往年の女流ギタリストVadah Olcott・Bickford(ヴァダーオルコット・ビクフォード)が使っていた「ソロイスト」という言葉を引用しています。

Q.2 ショーンバーグ・ソロイストもそうですが、あなたの作るカッタウエイ・シェープは、やや浅めに仕上げられています。このようなシェイプに至った理由は?浅めのカッタウエイはボディ容積をできるだけ大きくしたいからですか。

A  高音側の音量とサスティーンの確保、演奏上の操作性の両方の面において一番良いスタイルを考えた結果、現在のスタイルのカッタウエイになっています。ボディ容積というよりは、振動する表面板の面積を重視しています。

Q.3 現在、あなたの工房では何人の従業員がいますか?また、それぞれの作業分担を教えて下さい。

A  私を含めた8人がフルタイムで製作しています。従業員というよりはルシアー集団と呼ぶ方がふさわしいと思っています。
Dana Bourgeois
Cary Clementis ブレーシング
Buck Curran 製胴
Mark Mitchell 助手
Mike Onofrio 仕上げ調整
Richard Shapiro ネック組み込み、指板インレイ
Roger Tozier 塗装
John Slobad バインディング

Q.4 NCルーターといった、最新の工作機は使用していますか?もし使用していない場合はその理由を教えて下さい。

A  ネック材と指板材の削り出しにはNCルーターを使っています。ただし自社設備では無いため、作業は協力工場に外注しています。

Q.5 ギターを製作する上で最も重要だと思う事は何でしょうか?

A  材料の特徴をしっかりと見極め、音響特性を最も生かせる形で組み込んでいくことが大時です。

Q.6 ボルト・オン・ジョイントのネック・セットを採用している理由は?あなたが採用しているボルト・オン・ネックは完全にネジだけで固定している方式ですか、それとも指板部で接着剤を使用する方式ですか?

A  表面板を最も効率良く振動させ、アコースティックギターとしての”良い音”を得るために材料ごとに最適な厚め決めをした場合、長年使用していくとどうしても弦の張力によって多少の膨らみを生じる事があります。この表面板の膨らみによる弦高の変化に対応するためにボジョアギターではボルトオンネックを採用しています。職人の手によれば15分もあれば,ネックをはずし、最適な差し込み角度に調整して組み直すことが出来ます。もちろん寸分の狂いも生じない材料の厚さで製作することも可能ですが、それでは音質的に楽器として良いものは作れません。
接着剤は使用していません。セット方法はボルトのみですが、ジョイント部の凹凸が深くボディブロックに食い込んで密着する設計にしてあります。ボルトによるエボニー指板割れを防止するため、指板の裏にマホガニ-材を部分的に埋め込んでボルトの圧力を緩和させています。

Q,7 ボディトップに使用している材は?その材を使用している理由は?

A  一般的に使われている材はひと通りストックが有り、状況に応じて使い分けます。

Q,8 ボディ・サイド&バックに、主に使用している材は?その材を使用している理由は?

A  トップと同じです。

Q.9 製作上のテクニックで、ボジョア・ギターならではというものがありましたら、それを教えてください。

A  製作中3度行なうヴォイシング(タッピングによる音質の確認)です。全く同じ材料は存在しません。よって、まず表面板と裏板の弾力性と重量をチェックしながらヴォイシングを行い、その材料にとって最適な厚みに削っていきます。次に表面板・裏板共にブレイシングを接着した後、ヴォイシングを行ないながら、より透明感のある音が得られるように1本1本のブレイシングの高さと厚み、長さを手作業で微調整していきます。最後にボディの形に組み込んだ後、ヴォイシングを行ないながら表面板・裏板の周囲を微妙に削っていきます。

Q.10 ブレイシングについて、ボジョアギターならではというものがありましたら、それを教えて下さい。

A  スプル-ス材の中でも最も堅いとされる希少なアディロンダックスプル-スを使っています。ブレイシング専門の一人の職人が1本1本手作業で丁寧に磨き上げています。

Q.11 日本向けに作っているモデルについて、教えてください。

A  代理店であるロッコ-マンと共同でプレイヤーのニーズを分析して、日本向けには特に厳選したプレミアムグレードの材料を用いて製作しています。
アメリカで主流のストロークプレイ目的のギターではなく、フィンガープレイ・モデルを中心に展開していますが、もちろんリクエストに応じて様々なモデルが製作可能です。